吾輩は起業家である

第1巻

DaDa Stock(ダダストック)株式会社
「深みはまだない」by高橋洋太代表取締役社長
「恋人はまだいない」byダンサーSHOTA.

更新:2006/2/10
文:浦山理依子(法政大学)

第1章 学生起業家選手権で優秀賞!応募したのは締め切りの3分前だった。

DaDa Stock のプロフィール
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これまで未成熟とされてきたプロストリートダンス市場を確立するため、業界トップクラスの若手ダンサー約100人以上(登録制契約)で結成されたダンスプロダクション。「2005年度学生起業家選手権」(東京都・都中小企業振興公社主催)で優秀賞を受賞し、ここでの助成金300万円を資本金に当て法人化(18年1月17日)。ダンスマネジメント整備を機軸に、①ダンサーのプロモーション ②ダンスインストラクター派遣 ③デジタルコンテンツの番組制作・動画配信-など、ストリートダンス業界の草分け的な役割をしていく。
スタッフは、法政大学キャリアデザイン学部3年生で、大学内外の各種イベント企画・運営を手掛けてきた高橋洋太代表取締役と、実力派のダンサー関戸翔太(SHOTA.)さんを中心とする5名。

年間ダンスイベント回数世界一。いまやストリートダンス大国ともいえる日本。
しかし日本にはまだ本格的なダンスプロダクションが存在していない。
一般にダンサーといわれる人のほとんどは、フリーターとして生活していることが多いらしい。

そんなダンス業界を開拓すべく立ち上がった学生起業家がいる!!

法政大学キャリアデザイン学部3年。
代表取締役社長 高橋洋太さん。ダンサー SHOTA.(関戸翔太)さん。

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あら、なかなかのイケメンじゃないですか。ドキドキ。
早速ですが、ダダストックの由来ってなんなんですか?
高橋:
(敬称略)

DaDa Stock LOGO 「Dazing Dance Stock」っていってね。
「目もくらむほどのダンスのストック」って意味ですね。

今は一緒に暮らしているという高橋さんとSHOTA.さん。
知り合ったきっかけは学部のイベントとか。
SHOTA.:
(敬称略)

オレみたいなダンサーのほかに絵描きとかヘアスタイリストとか、芸能的なことを披露する場を作りたくて。

高橋:

最初はSHOTA.一人で企画・運営をやろうとしてたんですよ。

SHOTA.:

そう。でも一人で出ても仕方ないから、洋太に相談に相談したんです。

高橋:

SHOTA.、全然面識なかったのにいきなり話しかけてきて(笑)

SHOTA.:

じゃ、やろうよ一緒にってなったら、結局洋太が顔・代表取締役で、オレ自由に動き回る、みたいな。このラインができたわけです。それがそのままダダストックのラインになってるんですよね。

高橋さんはもともと運営に興味があったんですか?
高橋:

もともと起業はしようと思っていました。いろんなプランを考え出していて、ちょうど動き出そうと思っていた時期でした。で、ダンスも面白いってなって。

SHOTA.さんは高橋さんのどこが代表に相応しいと思ったんですか?
SHOTA.:

楽なんですよね。上にいると。指示も出せるし。
で、逆に言うとオレは、好きなことしかできないタイプです。そういうやつが上じゃダメなんですよ。周りが見えなくなっちゃうから。

高橋:

でも、ダダストックってものの事業のビジョンだとか、方向性だとかは基本的にSHOTA.なんですよね

SHOTA.:

オレが気持ちで動いて、洋太が、じゃそれを整えていこうみたいな。

バランスいいですねー。
では、昨年秋の学生起業家選手権の話を。
うわさによると、締め切りのギリギリに応募したとか・・・
高橋:

もう応募したのは締め切りの3分前ぐらいでしたよ(笑)むしろそれがあるのに気付いたこと自体、3時間前ぐらい前。もともとプランはあったから何とかなったけど。

SHOTA.:

友達が「SHOTA.たち起業してるんでしょ?そういえばこういうコンテストあるよー」って。そしたら助成金300万みたいな・・・ええええええぇ!みたいな。(笑)

300万円に惹かれたんですか? (笑)
SHOTA.:

最初はね。シンプルじゃないですか。実はオレらその前にも一回コンテストに出したことあって、敢闘賞で10万円貰ってたから。そのプランでいけるーって思ったんです。

今回の300万円が法人化へのきっかけですよね?
高橋:

んー、まーそうですね。でももともと検討はしていました。

もしかしたらこのコンテストに気付かなかったかもしれないじゃないですか?
それでも学生中に起業してましたか?
高橋:

法人化は分からないかな。本当にそれはもう売り上げ次第ですね。

SHOTA.:

起業家選手権の優秀賞をとったことで、みんなのモチベーションがあがったし、目標がちゃんと定まったと思いますね。

でも300万円って、会社を設立するにはそんなに多くないんじゃないですか?
高橋:

でも学生にしたら多いですよ、やっぱり。

SHOTA.:

てかオレらそもそも貯金がないんですよね。オレはもうダンサーだし、バイトもしてなかったから、給料も生活費ギリギリで、あと練習みたいな生活してたから。

高橋:

最初会社始めようって思ったときには、たぶん一円も持ってなかったかな。
で、親から10万円借りて、その最初のコンテストで10万円もらって、合わせて20万円。これをちょくちょく地道に切り詰めて。でも、やっぱりこの商売の特徴としては、原価とかかからないわけですよ。初期費用かからないから、派遣業務って。

SHOTA.:

そうそう。商品がオレ達ダンサーだから★

お二人のゼミの先生である小門裕幸先生は
アドバイザーとして動いてくれているそうですね。小門先生の存在は大きかったですか?
高橋:

そりゃ大きいですよ。 先生はEOY(ENTRE PRENEUR OF THE JAPAN)の審査委員やってたんです。知識もあるし、今までにいろんなベンチャー育ててきた人だから。すごい人も紹介してくれるし。

SHOTA.:

ホントホント。格が違うっていう言葉が似合う。
先生が紹介してくれる人は、オレらが求めている人の、3倍くらい。

高橋:

学生が起業するときの一番のポイントって、実はアドバイザーだと思うんです。 ダダストックの特徴って、6人くらいアドバイザーがいて、月1回の顧問会議をやっていることです。要は月に1回、自分たちにプレッシャーをかけてくれるんです。だから次の会議までに成果とか出さなきゃいけない。いい刺激になってると思います。

SHOTA.:

ここに集まっている人はダンスの専門家ではないから、意見が偏らないんですよね。単純に、これを見なさいっていうビジネスモデルが、トヨタとか、そういう大きいところだったり。だからダンス業界を知っているオレらさえブレなければ、いいビジネスモデルできるかなーって思って。
ダダストックは大企業志向です。いい組織形態にしたいし、組織形態を大きくもしていきたい。
目指すものはココっていうのが、小門先生とオレらは合う。

学生で起業すると、授業やレポートもあるし、起業だけに専念できないじゃないですか…?
高橋:

授業は週1コマしか出ていないです。小門先生のゼミだけ。あとはどれだけ要領よくやるか(笑)テスト前はかけずりまわって。先生に謝りにいったり。手紙書いちゃえ、みたいな。

忙しすぎてモチベーションが下がったりはしませんか?
SHOTA.:

SHOTA.そういう意味で下がるっていうのは、あんまないなぁ。やりたいことやってるから。オレの場合、ダダストックのモチベーション下げたら、人生のモチベーション自体が下がるよって感じです。

高橋:

ダンスはSHOTA.そのものだからね。

SHOTA.さんにとってのダンスってなんですか?
SHOTA.:

ボクにとってのダンスは、自己表現☆

ここで心の円グラフを書いていただきたいのですが。
今の自分の生活を占めるものの割合を自由に書いてください。

イメージ
さて、ポイントはどこですか?
SHOTA.:

ダンス、自己理解・・・オレ常に、自分を確認しているんです。これ大事ですよ。
オレって、ダダストックの魂みたいな意識があるから。オレがしっかりしないとダメなんですよね。

高橋:

一緒に生活してれば分かるんですけど、SHOTA.はバカみたいにいっつもヘコんで、夜中とかも、「おれのここだめだー」とか「でも生活のどこどこを変えたらよくなるなー」とかばっかり言って。

SHOTA.:

あとはポテンシャル開発ですね。最近はまってるのは、歌うこと。で、歌手とかやろうとか☆ボイトレ通おうかなとか。筋トレのジムにパーソナルトレーナーつけようかなとか。肌綺麗にしようかなとか(笑)

おっと、ここで突然ドアをノックする音が・・・

こ、これは・・・!?bourgen!!!

2人の目線の先に現れたのは・・・!

こ、これは・・・!?bourgen!!!

次回、第2章では噂の小門先生がダダストックを分析します!!

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